プロボクシングのダブル世界戦(28日、ゼビオアリーナ仙台)の予備検診が26日、都内のホテルで行われた。

 WBCスーパーフライ級2位江藤光喜(27=白井・具志堅)は身長で10・5センチ、リーチで8・5センチ上回った。「思っていた通り。意外に線が細い。弱みも隠している」と優位性を再確認した。王者との初対面に「ラテン系外国人のにおい」と笑わせ、「日本語がうまく、通訳がかわいそう」と余裕があった。それも1階級アップで減量苦が減って「過去にない最高の体調」だからだ。前回は計量直前まで一晩中ガムをかんでツバを吐いていたが、前夜には100グラムのステーキを食べることができた。