プロボクシングのダブル世界戦の調印式と計量が、27日に仙台市内のホテルで行われた。

 初挑戦となるWBC世界スーパーフライ級2位江藤光喜(27=白井具志堅)は、同級王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)とともに、リミットより200グラム軽い51・9キロで計量を1回でパスした。

 1階級上げたことで余裕のクリアにも「今回はホッとしない。試合はもう始まっている」と決戦への緊張感を切らすことはなかった。直後にはトマトスープを飲み、ステーキを食べた。警戒ポイントを聞かれると「KO率が高い。キックがないから、パンチに気をつけます」。江藤らしさも見せたが「おれより減量はきつそう。KOのイメージはできている」とKO奪取を宣言した。試合は28日にゼビオアリーナ仙台でゴングとなる。