WBCスーパーフライ級王座に挑戦した江藤光喜(27=白井・具志堅)は、カルロス・クアドラス(27、帝拳=メキシコ)に0-3の判定で敗れた。

 帝拳ジム所属の無敗王者クアドラスが、完勝でV5を決めた。1引き分けを挟み34連勝まで伸ばした。連続でたたき込む左フックを軸に序盤から終始、江藤を圧倒した。「思っていたよりパワフルな選手」と相手をたたえつつも、「自分のパンチの方が的確に入った。相手に主導権を譲った時間があったが間違いに気付いた。自分の持っている技術すべてを出した」と笑顔を見せた。世界王者になって初の日本での防衛戦での勝利については「ワタシスゴクウレシイ」と片言の日本語で答え、「1年半日本でやれなかった。チャンピオンとして誇りに思ってくれると思う」と話した。