日本ボクシングコミッション(JBC)は22日、東京都内で2015年の表彰選手選考会を開き、最優秀選手に日本歴代単独2位の11度目の防衛に成功した世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)を初選出した。内山は世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)とともにKO賞も獲得。

 3階級制覇したWBAフライ級王者の井岡一翔(井岡)は殊勲賞、防衛回数を9に伸ばした世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の山中慎介(帝拳)は技能賞に選ばれた。

 年間最高世界戦は、WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ(米ラスベガス)で王者の三浦隆司(帝拳)がフランシスコ・バルガス(メキシコ)にTKO負けした一戦だった。女子の最優秀選手は、JBC公認後初の3階級制覇を果たした藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が受賞した。2月12日に表彰式が行われる。

 表彰選手は次の通り。

 ▽最優秀選手賞 内山高志▽技能賞 山中慎介▽殊勲賞 井岡一翔▽敢闘賞 八重樫東(大橋)三浦隆司▽努力賞 河野公平、田口良一(以上ワタナベ)木村悠(帝拳)田中恒成(畑中)▽KO賞 井上尚弥、内山高志▽新鋭賞 井上拓真(大橋)尾川堅一(帝拳)▽年間最高試合(世界戦) 三浦隆司-フランシスコ・バルガス▽年間最高試合(東洋太平洋、日本タイトル戦)日本ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗(BMB)-堀川謙一(SFマキ)▽女子最優秀選手賞 藤岡奈穂子▽女子年間最高試合 小関桃(青木)-宮尾綾香(大橋)▽特別賞 石田順裕(グリーンツダ=引退)故久末聖治(元JBC北海道地区事務局長)故桑田和昌(元JBCレフェリー)故遠山甲(元JBCレフェリー)故織田秀樹(元中日本協会会長)