プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(22=大橋)が10日、横浜市内の所属ジムで昨年末のV1戦後初のスパーリングを行った。5日に走り込みキャンプを打ち上げたばかりと、疲れが残った状態も、スピードのある攻撃で相手を圧倒。「久しぶりの実戦で気持ちも入った。合宿で追い込めたので、下半身も粘れた」と満足そうに振り返った。

 V2戦は、5月にWBOから指令を受けている同級1位カルモナ(メキシコ)を迎え撃つことが濃厚。V1戦で下したパレナスと対戦経験がある相手とあり、井上も動きのイメージは出来ており「足を使ってくると思うが、やってきたことをいろいろ試して、しっかり倒したい」と話した。