ボクシングの2015年プロ優秀選手表彰式が12日、東京都内で行われ、男子最優秀選手に初選出された世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)は「(王座奪取から)6年でやっと取れた」と喜びを口にした。

 昨年は2度の防衛に成功し、具志堅用高の日本記録13度まであと2。「ビッグマッチをして具志堅さんの記録を超えられれば最高」と語った。

 3階級制覇し、殊勲賞に輝いたWBAフライ級王者の井岡一翔(井岡)は「夢をかなえられた一年だった」と述べた。技能賞の世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の山中慎介(帝拳)は「3月の試合に集中し、いい形で勝ちたい」と10度目の防衛を見据えた。