リオデジャネイロ五輪ボクシングのライト級代表を狙う成松大介(26=自衛隊)が14日、アジア・オセアニア予選(3月下旬、中国)で代表が確定となる「3位以内」に自信を見せた。

 この日は大阪市内で日本ボクシング連盟の表彰式に出席、敢闘賞を受けた。4年前の12年には五輪予選のアジア選手権で準決勝敗退。優勝で決まる代表を逃した。「あの時は正直、まだ力不足で『もっと強くならないと無理』と思っていた。でも、今は4年前と違って、間違いなく五輪に行けると思っています」。

 昨年で一気に五輪との距離を縮めたという実感がある。4月のインドネシア大統領杯で、14年アジア大会金メダリストのモンゴル選手を破って優勝。9月アジア選手権は右拳を痛めながら3位。そして今年1月25日のアジア・オセアニア予選の国内選考会でロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水を撃破した。

 成松は「インドネシア大統領杯でアジア大会金メダリストに勝って『五輪はもうすぐ』と感じた。今回、過去2回負けていた清水さんに勝った自信も大きい。今なら世界王者が相手でも、いい試合ができると思います」と話す。五輪切符奪取へ、自信満々だった。