ボクシング世界主要4団体で6階級制覇したフィリピンの国民的英雄、マニー・パッキャオ(37)が1日、プロ全面解禁が取りざたされるリオデジャネイロ五輪出場に興味を示した。

 9日に米ラスベガスで現役最後の試合としてティモシー・ブラッドリー(米国)と闘う。5月には母国で立候補した上院選を控える中「五輪を考えている。ドアは閉めない」と述べた。

 一方、選挙戦を優位に進めるための発言ともみられる。そもそもプロの五輪参加は懐疑的で、プロモートするボブ・アラム氏は「10代のアマチュア選手と闘うのはミスマッチ。健康上の深刻な影響もある」と語った。