元新日本の中邑真輔(36)が1日(日本時間2日)に米国ダラスで開催されたWWE傘下NXTのテイクオーバー大会で、WWEデビューを果たした。

 第3試合に登場した中邑は、実力者サミ・ゼイン(31=カナダ)と対戦。「シンスケ・ナカムラ」とリングネームを紹介され花道に登場すると、超満員の観衆に大声援で迎えられた。紺色の革のチョッキに、赤のタイツ、赤のリングシューズで、新日本時代と同じように両手を突き出すポーズで入場。名前を呼ばれると、右腕でロープをつかみ、マットに後頭部が着くほど体を反らせるパフォーマンスでファンを喜ばせた。

 試合でも、新日本時代と同じように、キック、ひざ蹴り、アームバーなどを繰り出し、ゼインと一進一退の攻防を展開。最後は、エルボー、セカンドロープからのボマイェで勝負を決めた。試合後は、ゼインと握手を交わし健闘をたたえ合った。リングサイドには、DDTと新日本のダブル契約を解除しフリーとなった飯伏幸太の姿も見られ、WWEのテレビ中継でもその姿が映し出された。

 中邑の試合の後に行われた第4試合では、カナ改めアスカが、NXT女子王者ベイリーに挑戦。必殺のアスカロックで勝利し、初の王座奪取を果たした。