王者河野公平(35=ワタナベ)が挑戦者で同級7位のインタノン・シッチャモアン(29=タイ)に3-0判定で、3度目の防衛を果たした。

 河野は4回に、右ストレートが顔面をとらえダウンを奪った。さらに5回にも、左右の連打でダウンを奪う。そして7回にも連打から3度目のダウンを奪い、KOへあと1歩まで追い詰めた。しかし、打たれ強いインタノンの粘りもあり、最後までKOすることはできなかった。それでも、ジャッジは3者とも119-106の圧勝だった。

 河野は「相手がタフでした。スカッと倒して終わりたかったけど、倒せなかった。練習以上にパンチは出しましたけど、仕留められなかったのは課題」と少し悔しそうに話した。リングサイドには、シンガー・ソングライター、みなみらんぼうの長女で夫人の芽衣さんも、河野と同じ緑のTシャツにパンツ姿で応援。「ありがたいですね。これからは奥さん孝行します」とうれしそうに話していた。