前WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(36)の去就について、ワタナベジムの渡辺均会長(66)は5日、あらためて静観する構えを示した。

 内山は4月27日の12度目の防衛戦に敗れて王座陥落。同会長は「試合直後にメールで、少し休むように伝えた。あとは本人の気持ちがどうなるか待っています」と話した。

 内山は2日にブログで「2日間、落ち込んで悩みましたが、悩んだ末、とりあえず何もしないのは勿体ないと思い、3日目からは

ランニングを開始してます(^^) 少しの期間、ずっと張りつめていた心を休ませ、気持ち切り替えます!」(原文のまま)と記した。すでにランニングを開始していることについて、渡辺会長は「自然に体が動くんでしょう。本能的なもの。エネルギーを持っている人だから」と理解を示した。

 希代のボクサーは、現役を続行するのか、それとも引退するのか? 同会長は「もしやめるなら、功績のあった人なのだから『お疲れさま』ということになる。やる気になれば、まだまだ力はある」とした。