ボクシングの東洋太平洋ミニマム級暫定王者・加納陸(18=大成)が、国内最年少王者記録を懸けて世界初挑戦する。23日、兵庫・三田市内のジムで会見し、8月20日に元世界同級4団体制覇の高山勝成(33=仲里)とWBO世界同級王座決定戦を行うと発表した。加納が勝てば、18歳9カ月4日での世界王座奪取となり、87年に樹立した井岡弘樹の記録を6日更新する。

 西日本ボクシング協会の井岡弘樹会長は、加納の挑戦に「30年近く前の記録。破ってくれればうれしい」とエールを送った。この日は日本赤十字社大阪府支部を訪れ、熊本地震被災者へ同協会から100万円、個人で50万円を寄付。熊本県内のジムへ50万円寄付することも明かした。