K-1の小沢海斗(23=K-1ジムEBISU小比類巻道場)が24日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れ、「K-1 WGP 2016」(6月24日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)での必勝を誓った。

 小沢は57キロ契約のスーパーファイトで、55キロ世界王者・武尊(24=K-1ジム・チームドラゴン)と対戦する。4月29日の対戦発表会見で一触即発の状況となったのに続いて、21日には東京スカイツリータウンでのファン大決起集会で乱闘寸前になったばかり。

 この日、K-1ガールズの橘沙奈(25)、足利美弥(26)と現れた小沢は「アグレッシブにいって、コンビネーションパンチで必ずKO決着させる」とあらためて武尊への敵意をむき出しにした。

 Krush58キロの初代王者武尊と、武尊が返上した王座についた2代目現王者の小沢。同タイトルに挑戦する機会を奪われた形となったため、今回はノンタイトルとはいえ、対戦にかける思いは強い。

 橘は「Krushで1回見て強いと感じた。応援している」。足利は「軽量級だが、どちらもパンチに迫力があるので、KOを期待している」とエールをおくる。

 試合まであと1カ月。小沢は現在63~4キロの体重を落としながら、追い込み練習に入る。「闘争心も体も完璧に仕上げる。挑戦者だから不安もないし、思いっきり楽しむだけ。ファンには不可能はないというところを見てほしい」と、小学生から空手で培ったパンチで、無敵の世界王者からのKO勝ちを狙っている。