日本ボクシングコミッション(JBC)を懲戒解雇され、訴訟で解雇無効を勝ち取った元事務局長安河内剛氏は16日、東京都内で記者会見し「問題が終わったわけじゃない。戻って何ができるか真剣に向き合う時がやっときた」と理事としての復職を求める考えを示した。勝訴については「本当に安堵(あんど)の気持ちでいっぱい」と述べた。

 訴訟に至った問題の責任を明確にする調査委員会の設置も求めるという。

 今後は代理人を通じてJBC側との話し合いを進める考え。JBC幹部は、安河内氏に近く出勤するよう指示していると明らかにした。