同級2位の高山勝成(33=仲里)が、6回負傷判定で同級1位加納陸(18=大成)を破り、4度目の世界王座返り咲きに成功した。

 高山は3回途中に偶然のバッティングで左まぶたをカット。出血が止まらず、6回途中でドクターストップとなり、3-0判定で勝利を手にした。

 不完全燃焼の結末に、高山は「悔しい」と残念がった。それでも、18歳9カ月4日での日本人最年少世界王座獲得を狙った加納に対し、左右の連打やカウンターを繰り出して、力の差を見せつけた。「ひとまずは、この戦いで勝利を手にして、すごくホッとしてますし、すごくうれしいです」とひと息ついた。