9月19日の「K-1 WGP 2016」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で行われる、王者ゲーオ・ウィラサクレック(31)-挑戦者・山崎秀晃(29)のK-1スーパー・ライト級(65キロ級から改称)世界タイトル戦調印式が28日、都内で行われた。

 2人は14年11月の65キロ級初代王座決定トーナメント1回戦で対戦。ゲーオが判定勝利したが、山崎はゲーオの左ハイキックで額を陥没骨折する重傷を負い、長期療養に追い込まれた。

 その後、ゲーオは去る6月24日の65キロ世界最強決定トーナメントを制した。対する山崎は3月の日本代表決定トーナメントで優勝。世界最強決定トーナメントでも準決勝でイリアス・ブライドと延長判定1-2の接戦を演じ、今回の挑戦が認められた。

 調印式に臨んだ山崎は「人生をかけて倒しにいく。タイ合宿で(ゲーオの出身母体)ムエタイの選手と肌を合わせた。必ず次に生かせると思う。すでにコンディションは100%」と、早くも万全の態勢を強調した。

 対するゲーオは「ファンの期待に応えられるよう、スキがあればKOする。きつい練習の日々だが、今はとてもリラックスしている」と王者の風格を漂わせていた。