挑戦者でWBCフライ級王者のローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)が、7度目の防衛を目指した王者カルロス・クアドラス(28=メキシコ)を3-0の判定で下し、4階級制覇を達成した。

 ゴンサレスは序盤から連打でプレッシャーをかけ、細かなパンチを的確にヒットさせた。それでも、中盤以降はクアドラスが打ち終わりの左フックを軸に反撃。苦しい展開となったゴンサレスだったが、得意のアッパーを要所で決め、最大6ポイント差をつけて王座奪取を果たした。

 ゴンサレスは「今までで一番難しい試合だった。このようなタフな試合は初めてだ。それでも勝利することができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべて振り返った。

 ゴンザレスの戦績は46戦全勝(38KO)、プロ初黒星を喫したクアドラスは35勝(27KO)1敗1分となった。