ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)が27日、横浜市内のジムで本格的な練習を再開した。

 4日に10回KO勝ちで3度目の防衛に成功。試合前から痛めていた腰も回復し、ミット打ちやシャドーボクシングなどで汗を流した。年末に予定されるV4戦に向け、「ここ数戦、体調や拳などコンディションを作れていないので、まずはベストコンディションを作ることを考えてやっていきたい。次は納得のいく試合をしたい」と話した。

 年末にWBO世界バンタム級王者タパレス(フィリピン)への挑戦が決まっている弟の井上拓(20=大橋)は「やっとここまできた。必ず世界王者になる」と闘志を燃やした。