IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)が、ノアの丸藤正道の挑戦を退け、来年1月4日、東京ドーム大会での防衛戦を決めた。G1クライマックス初戦で敗れた丸藤に激闘の末リベンジ。初防衛を果たし、同王座挑戦権利証争奪戦で勝ったケニー・オメガと2度目の防衛戦を行う。

 新日本を、IWGP王座を守るため、オカダは1歩も引かなかった。20分過ぎ、丸藤の強烈な逆水平チョップ10発を受けきり反撃開始。最後は、ノア創設者故三沢光晴さんの得意技エメラルドフロウジョンから、レインメーカーで丸藤を仕留めた。

 7月18日のG1クライマックス開幕戦で丸藤に敗れた。その1敗が響き、G1優勝に届かなかった。しかし、団体の至宝IWGP王座を背負っての戦いで負けるわけにはいかなかった。「ふつうに考えて、1・4東京ドームのメインに誰が行かなきゃいけないか分かるでしょ。IWGPチャンピオンとして負けるわけにはいかない」とオカダは言った。試合後は、次期防衛戦が決まったオメガをリング上に呼び出しにらみ合い。「東京ドームでレベルの違いを見せてやるから、覚悟しとけ、コノヤロー!」と、いつもの上から目線で挑発した。