ボクシングの前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志(36=ワタナベ)が12日、都内のジムで会見し、現役続行を正式表明した。4月の12度目の防衛戦で現王者ジェスレル・コラレス(パナマ)に2回KO負けし、6年3カ月保持した王座から陥落。6月からジムワークを再開していたが、進退については明言を避けてきた。

 「負けた直後は気持ちが落ちて、体力も落ちていくのではないかという心配もあったが、8月ごろに『まだいける、また試合がしたい』という思いが強くなった。もう1回、チャンピオンに返り咲きたい」と力強く決意を語った。

 再起戦は大みそかの予定で、渡辺均会長はコラレスとの再戦となると明言。「相手陣営とも大筋で合意している。近く正式発表できる」と話した。内山も再起に当たり、3度のダウンを奪われたコラレス戦の映像を見直した。「一方的にやられたまま終わるわけにはいかない。絶対に勝たないといけない」とリベンジへの強い思いを口にした。