プロボクシングのIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)のV2戦の対戦相手が、IBF世界ミニマム級8位サマートレック・ゴーキャットジム(31=タイ)と決まった。2日に横浜市内のジムで発表された。30日に東京・有明コロシアムで、WBO世界スーパーフライ級王者井上とのダブル世界戦となる。

 試合4週間前の決定に、八重樫は「身が引き締まる。相手が不特定多数の中でもコンディションよくきた。1カ月前なら楽」と平然としていた。相手は井上が14年9月のWBC同級王者時代に11回TKO勝ちしている。「知っている人。相手より、ケガなく自分の気持ちをしっかり作っていきたい」と話した。

 当初は11月26日の暫定王座決定戦の勝者と統一戦の予定だったが、勝ったメリンド(フィリピン)が鼻骨骨折で辞退した。なかなか相手が見つからずに中止の可能性もあったが、今回の一戦の勝者がメリンドと90日以内に対戦することでIBFから承認が下りた。