初代タイガーマスク(59)と「伊達直人」が養護施設への支援活動で共闘を宣言した。7日、リアルジャパン後楽園ホール大会で、狭心症による心臓手術から1年8カ月ぶりにリング復帰。施設へのランドセル寄付で「タイガーマスク運動」の火付け役となった「伊達直人」を名乗る男性が駆けつけ、顔と本名を公表した。自身も支援を続ける初代タイガーは、施設の認知、拡充のため共闘を約束した。

 初代タイガーは昨年3月20日の後楽園大会で、巨体の曙のフライングボディープレスを食らった。直後に心臓の痛みを訴え、5月22日に狭心症の心臓カテーテル手術を受けた。医師には「いつ突然死してもおかしくない状態」と言われた。術後も息苦しさが続き、年内復帰は断念。今年6月に新格闘技「須麻比(すまひ)」のデモンストレーションでリング復帰し、9月の有明大会で、この日の試合復帰を宣言していた。