ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(35=真正)が、現役引退を表明してから一夜明けた10日、大阪・MBSの「せやねん!」に生出演した。

 人生を振り返るVTRの中で、10年10月に死去した最愛の母裕美子さんの映像が流れると長谷川は「ウルッときました」と唇をかみしめた。引退を決断した日が、17年前にプロデビューした11月22日だったことも明かした。サプライズで泰子夫人と長男大翔さん(13)、長女穂乃さん(11)が登場。泰子夫人から花束を贈られ「本当にお疲れさまでした。たくさんの感動をありがとうございました」と感謝の言葉ももらった。

 今後について長谷川は「まだ何も決まってなくて。スポーツジムは、自分が動けるという意味でしたいですね」と、スポーツジム経営に興味を示した。明日11日に渡米し、米フロリダ州マイアミで開かれるWBC総会に出席し、ベルトを返上する。