仙台女子プロレス10周年、DASH・チサコ(28)デビュー10周年を祝う集いが10日、同市内で行われた。同団体公認応援団「レッドフレンジャー」が主催し、創立時の社長を務めた、みちのくプロレスの新崎人生(50=現コミッショナー)ら約150人が祝福した。里村明衣子代表(37)は「10年たって、こんなに素晴らしい方々に囲まれて本当に心がいっぱいです」と涙ながらあいさつ。続けて「皆さまの力がなければ今の自分たちはない。その恩をこれからプロレスで返していきます」と力強く宣言した。

 笑いあり、涙ありの祝宴だった。日常の仙女を再現した寸劇では里村がカサンドラ宮城(23)役を演じ、最後は仙女メンバー全員でドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でおなじみ「恋ダンス」を披露。会場は大歓声に沸いた。サプライズ結婚式も行われた。チサコの妹で、1月に寿引退した仙台幸子こと石井幸子さん(26)が来年1月に出産を控え挙式していなかったため、夫の允啓さん(34)とともに永遠の愛を誓った。

 デビュー10周年を迎えたチサコは、母里美さん(51)に感謝の手紙を読んだ。「自分に10周年が来るなんて思ってなかった。健康に生んでくれた母のおかげ」と号泣。11年目のさらなる飛躍を誓った里村は「今が一番楽しい。これからまだやってやるぞという気持ち。女子プロレスに人生をかけていく」と毅然(きぜん)と言い放った。来年は1月9日新宿FACE大会から始動。17年も仙女から目が離せない。