Krush女子タイトルマッチ(50キロ契約)が15日、東京・後楽園ホールで行われ、メロニー・ヘウヘス(24=オランダ)が王者KANA(24=日本)に3-0で判定勝ちし、新チャンピオンとなった。

 ヘウヘスは試合開始のゴングと同時に突進。1回序盤に出合い頭ぎみのパンチではあったが、KANAからダウンを奪った。しかし、同回終盤、KANAにバックブローでダウンを奪い返され、勝負の流れは振り出しに。その後は一進一退の攻防となった。

 そして、迎えた最終の3回、KANAの鮮やかな右ストレートが決まり、そのまま押し切るかに見られたが、終盤にヘウヘスが再び突進。連打でダウンを奪い、逆転での判定勝ち(28-26、27-26、28-26)につなげた。

 判定勝利の瞬間、リング上で跳び上がって喜んだヘウヘス。「KANAは良い選手で、どんどん前に出てくるのでやりやすかった。自分も試合終了間際に全てを出して前へ出たのが良かった」と笑顔を見せていた。