ボクシングの前WBC世界スーパーフェザー級王者で同級1位三浦隆司(32=帝拳)が22日、同級2位ミゲール・ローマン(31=メキシコ)との挑戦者決定戦(28日)が開催される米国へ出発する前に成田空港で取材に応じ、「充実した練習ができて、試合が楽しみです。動きもいままでより動けているので、試合で早く試したい」と待ち遠しい様子。米国では15年11月にフランシスコ・バルガス(メキシコ)との激闘の記憶が新しい。5度目の防衛に失敗したが、倒し倒されの展開は、全米記者協会など米メディアがそろって15年の年間最高試合に選出した。

 今回の興行のメインはそのバルガスの2度目の防衛戦で、三浦が勝ち、バルガスも勝てば再戦が決まる。ファン待望の試合に向け、「意識しないわけにはいかない。(バルガスが)自分を意識するような試合をしたい」と言葉に力を込めた。