ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)の12度目となる防衛戦の発表会見が23日、都内で行われた。

 挑戦者は同級9位のカルロス・カールソン(26=メキシコ)。23戦22勝(13KO)1敗の元WBCラテン・バンタム王者で、右ボクサーファイターになる。会場は両国国技館で、3月2日の開催となる。

 山中にとっては昨年9月、アンセルモ・モレノ(パナマ)戦以来の試合となる。倒し、倒されの激闘は海外からも大きな評価を得た。約半年ぶりのリングに向け、「対戦相手は前回のモレノからは知名度的には劣るが、22連勝中で、ブンブン振ってくる。左フックもあるが、逃げ回る気はない。しっかり迎え撃って、モレノ戦以上のインパクトある試合をしたい」と意気込みを語った。

 同興行では日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(28=帝拳)が、同級1位杉田聖(27=奈良)を迎える4度目の防衛戦に加え、IBF世界スーパーバンタム級世界前哨戦として岩佐亮佑、元2階級王者ブライアン・ビロリア(米国)も出場する。