ボクシングのワタナベジムは25日、国内外のタイトルマッチが控える所属5選手の公開練習を都内のジムで行った。

 元東洋太平洋ライト級王者で、昨年11月に日本ライト級王者を返上した荒川仁人(35)は、1月31日に東京・後楽園ホールでWBOアジア太平洋ライト級王座決定戦に挑む。「去年できたばかりのタイトルですが、獲得するとWBOの世界ランクに入る。35歳なのでチャンスをつかみに行きます」と世界への再挑戦に意欲。相手の同級13位アンソニー・サバルデ(フィリピン)の映像をチェックし、「戦績以上に強い選手だと思う。前半をどう戦うかですね」と試合の要点を説いた。

 2月4日から約3カ月間にわたり、13階級で日本王座戦が実施されるチャンピオンカーニバルにはミニマム級2位谷口将隆、スーパーフライ級1位船井龍一、日本スーパーバンタム級1位久我勇作が挑戦者として出場する。東洋太平洋ミニマム級1位京口紘人は、東洋太平洋タイトルマッチに向けて交渉が大詰めに入っている。