ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級前王者内山高志(37=ワタナベ)が、現役続行する場合の青写真を口にした。13日、故郷の埼玉・春日部市の春日部税務署で、インターネットを使った納税システム「e-Tax」をPR。

 昨年末のジェスレル・コラレス(パナマ)との再戦に敗れ、現在は進退は保留中だが、「近々スパーリングをして、まだいけるかどうかを確かめたい」と明かした。

 中途半端な気持ちでの現役続行の意思はなく、いまは自身と向き合っている最中。スパーリングをするのは、年齢による反射神経などの衰えがないかを確認するためで、「1つの判断材料ですね」と述べた。試合での大きなダメージもなく、いままで通りにロードワーク、練習も行っているという。

 また、続行の場合についても、明確なビジョンを示した。コラレスとの3度目の対戦については、「向こうも嫌じゃないですかね。もし続けるならば、(WBA以外の)他でやるのもありですかね」。階級については「スーパーフェザーが減量もないですし、ライトに上げることはないですね」と変更なしとした。

 イベントの最後には「進退が決まり次第、お伝えします」とファンへメッセージを送っていた。