K-1世界フェザー級王者・武尊(25)が14日、都内で会見し、4月22日の復帰戦で相手ビクトー・サラビア(23=米国)を2回KOすることを誓った。

 武尊は当初、1月29日の対戦相手発表に出席の予定だったが、当日40度近い発熱のため、この日改めての会見となった。

 武尊にとって5カ月半ぶりとなる試合は「K-1 WGP 2017」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の同級スーパーファイト。相手のサラビアは、プロ2戦目にWBCムエタイ・アメリカ王者アンディ・サインをKOするなど、軽量級離れした攻撃力を誇る。

 サラビアの試合映像を見た武尊は「これまでの相手と比べ、1番フィジカルが強いんじゃないか」と警戒しながらも、「ストリートファイト出身の相手なのでワクワクする」と歓迎した。そして「最初からバチバチいって、2回KOする」と気合を入れた。

 武尊は昨年11月3日の「K-1 WGP 2016」の初代同級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の2階級制覇を果たしたが、準決勝のユン・チー(21=中国)戦で右拳を痛め、全治2カ月と診断された。

 「今は、拳のケガは問題ない」という武尊は、試合ができない期間、フィジカルトレーニングを強化。「体脂肪は上がらずに普段の体重が5キロ増えた」という。筋肉がついた証しで、4月の試合ではパワーアップした武尊が見られそうだ。