「ロシアの怪豪」と呼ばれた元プロレスラーのイワン・コロフさんが18日に死去したと、米プロレス団体WWEが発表した。74歳。米メディアによると死因は肝臓がん。

 コロフさんはカナダ出身ながら、デビュー後の68年にロシア人に扮(ふん)したレスラーとして変身し、ヒールとして頭角を現した。71年1月には約8年間も王者として君臨していたブルーノ・サンマルチノを破り、第3代WWWF世界ヘビー級王座を獲得した。初来日は67年。71年に日本プロレスでジャイアント馬場、76年に新日本でアントニオ猪木にそれぞれタイトル戦に挑戦した。94年に引退した後は、米ノースカロライナ州で暮らしていた。