世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級暫定王座決定戦を制した福原辰弥(本田フィットネス)が闘いから一夜明けた27日、熊本市内で記者会見し、初めて手にしたベルトを抱えながら「とても重い。ずっと防衛したい」と喜びを語った。

 モイセス・カジェロス(メキシコ)の強打を浴びながら驚異的な粘りで2-1の判定勝ち。熊本のジムでは初の世界王者となった。それでも「ふがいない試合をした」と内容に不満を残したようだ。

 激戦で左目の上を負傷したが、1週間ほどで練習を再開するという。180日以内に正規王者の高山勝成(仲里)との統一戦が義務づけられており「試合が決まればいつでもできるように練習する」と意欲を示した。