王者山中慎介(34=帝拳)が挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)に7回TKOで勝ち、12度目の防衛を果たした。具志堅用高が持つ、日本男子の世界戦連続防衛記録13回に王手をかけた。

 1回は手探りの展開だったが、2回以降は山中が果敢に攻めて主導権を握った。4回にはカールソンがよろめき始めた。4回を終えた時点の公開採点で3-0と山中が優位に立った。5回には山中の強烈な左ストレートが入り、カールソンから2度のダウンを奪った。同じ5回、カールソンも積極的な右フックで攻め、山中がふらつく場面もあった。6回にも山中の左フックでカールソンがダウンした。7回にもカールソンはダウン。最後は「神の左」がカールソンにヒットし、この回2度目のダウンとなったところでレフェリーストップが入った。