5度のダウンを喫した挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)は「彼のキーパンチである左が強かった」と山中の強打に脱帽した。

 捨て身で前に出る積極性は見せたが、王者を追い詰めるには至らず。「山中は非常にパワフルで豊富な経験を感じた」と振り返った。

 ダウンを喫しても何度も立ち上がるタフさには会場がどよめいた。「勝ちたいという気持ちだけ。メキシコ人の魂がそうさせた」と語った。