王者山中慎介(34=帝拳)が同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)から計5度のダウンを奪った末に7回57秒TKOで下し、12度目の防衛に成功。秋ごろの次戦で具志堅用高が持つ、日本の世界王者の連続防衛記録「13」に挑む。

 帝拳ジムの本田会長は、連続防衛の日本記録がかかる山中の秋頃の次戦について「良い相手とやらないと」と、強豪こそが相手にふさわしいとの見解を示した。名前を挙げたのは同級2位のルイス・ネリー。22戦22勝(16KO)のメキシコ人は、豪打を軸に好戦的なファイトスタイルで人気を博す。同会長は他団体王者との王座統一戦の可能性を否定した上で、「ネリーが指名試合になると思う。大変な試合になるので、何でも(誰でも)いいというわけにはいかない。秋頃になる」と述べた。