本間朋晃の欠場で急きょカード変更となったIWGPタッグ選手権は、挑戦者の天山広吉、小島聡組が、矢野通、石井智宏の王者組を破り、3年4カ月ぶりに王座に就いた。

 CHAOSで抜群のコンビを誇る矢野組に、テンコジの異名を持つベテランが、勝利への強い執念を見せた。小島が長期欠場となった本間のダイビングヘッドバッド「こけし」を繰り出すと、場内は「こけし」の大合唱。こけしロケットも披露し、矢野を沈めた。試合後、小島は「こんな言い方していいのか分かりませんが、うれしいとか喜びとかは、ありません。このベルトは本間が帰ってくるまで守りたい。今日の試合を見て、本間が悔しいと思ってくれることを信じて、頑張って勝ち続けたいと思います」と笑顔も見せず、厳しい表情で話していた。