北京五輪柔道金メダルの総合格闘家・石井慧(30)が、ヒース・ヒーリング(39=米国)を判定で下し、RIZIN初勝利を挙げた。

 一昨年12月29日のプロハースカ戦から、総合格闘技3連敗中の石井は、193センチ、120キロの巨漢ヒーリングを、終始マウントで攻め立てた。1回、左から足をかけて倒すと、相手を抑え込みながら顔面に左パンチを連打。2回には左フックでぐらつかせ、倒した後は絞め技を何度もしかけたが、仕留めきれなかった。試合は3人のジャッジがいずれも石井の勝ちをつけるなど、3-0の完勝。

 試合後、石井は「3連敗していたんで、今日はどうしても勝ちたかった。あまり冒険しないで、つまらない試合になってしまった。次はしっかり、きめるか倒すかして勝ちたい」と話していた。