世界ボクシング機構(WBO)女子フライ級チャンピオンの好川菜々(堺東ミツキ)が29日に堺市の国際障害者交流センターでモンセラット・アラルコン(メキシコ)との初防衛戦に挑む。28日は堺市役所で前日計量と調印式が行われ、38歳の王者は「初めての防衛戦で新鮮な気持ち。いい意味で余裕がある」と穏やかな表情で意気込んだ。

 昨年10月に同級王座決定戦を制し、初めて世界王座に就いた。上背は164センチと挑戦者を10センチ以上、上回る。「自分のリーチはメリットだが、彼女の距離になるとデメリット」と警戒した。