大仁田厚(59)が5日、東京・水道橋のプロレスショップ闘道館で、東京・新木場1st RINGで6月24日に開催する“かわい子ちゃんレスラー”中野たむとのプロデュース興行について会見を開いた。

 席上で、中野とミス・モンゴル(上林愛貴=40)が戦うメインの8人タッグマッチが電流爆破マッチとなったこと、新凶器として有刺鉄線ブラジャーが開発されたことが発表され、現物が公開された。中野とミス・モンゴルは、5月17日のFMW函館大会後、中野がミス・モンゴルに電流爆破バットを振り下ろされて被爆、失神し救急搬送される事態となり、遺恨が深まっている。カード名は

 「がんばるブスVSがんばるカワイイ子のプライドをかけた戦い! in新木場ストリートファイとエニウェアーバンクハウス Big有刺鉄線ブラジャー争奪棺桶電流爆破マッチ」という「世界一長い試合タイトル」(大仁田)となった。中野が大仁田、保坂秀樹、パンディータと組み、ミス・モンゴル、雷神矢口、橋本友彦、NOSAWA論外組と戦う、8人タッグマッチとして行われる。

 ミス・モンゴルは、推定Gカップとみられる巨大な有刺鉄線ブラジャーを「BB砲」と命名した上で「サイズ的には…私ですか?」と着用を示唆。大仁田は「BB砲…馬場さんのBI砲あったよな?」と、かつての師・ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木のタッグを、ほうふつとさせるネーミングを喜んだ。

 BB砲は試合中、奪った方が凶器として使用可能だという。中野は、ミス・モンゴルから、BB砲を「着けたきゃ着けていいよ」と言われたが「あっ…大丈夫です」と及び腰になった。「ペチャパイだからな、お前」とバカにされると「ペチャパイじゃないですよ」と言い、自身の胸を触ってみせた。遺恨のあった2人の間に、新たに“乳抗争”が勃発した。

 中野は、プロレス経験1年かつハードコア初挑戦ということもあり、「試合中、何があっても全て自分の責任として命をかけて戦います」と念書を書いた。またミス・モンゴルから、受け付けでブスだと自己申告した女性を半額とし、差額を持つよう要求され、そのことものんで念書に書き加えた。

 大仁田は、「新木場は室内爆破が出来ないので、場外に出ての爆破になると思います。あしからず。係員が誘導しますので、危険のないところに観客の方には行ってもらいます」と観客の安全管理を徹底すると約束した。【村上幸将】