プロレスラー保坂秀樹(45)が、6月23日に群馬県内の病院で亡くなった元悪役レスラーのミスター・ポーゴさん(本名・関川哲夫、享年66)の遺志を継ぎ「2代目ミスター・ポーゴ」を名乗る意向であることが5日、分かった。

 保坂は15日の超戦闘プロレスFMW東京・新木場大会、16日の電流爆破夏祭りin横浜~邪道軍VS全日本プロレス軍、17日のファイヤープロレス名古屋大会への参戦が決定しているが、2代目ミスター・ポーゴとして出場する意向だといい、このほど2代目ミスター・ポーゴになった姿も公開した。

 保坂はポーゴ軍時代、常にポーゴさんや、07年に亡くなったザ・グラジエーターさん(享年42)らと共闘してきた。「ポーゴさんに『ポーゴ軍に来ないか』と誘っていただいたから、自分はFMWの巡業に行けた。そのことは今でもとても恩義に感じている。あの頃は毎日ポーゴさんと一緒だった」とポーゴさんに感謝した。

 その上で、6月22日に腰の手術を受けた際、脳梗塞を発症し、息を引き取ったポーゴさんの心の中に、死闘を展開したライバル大仁田厚(59)との再戦があったと明かした。「ポーゴさんは『もう1回リングに立ちたい、大仁田さんとまたやりたい』と言っていた。そのためにリハビリも頑張ってたし、手術もした。リングにまた上がることが出来ないまま亡くなったのは、すごく無念だったんじゃないかと思う」

 保坂は「だから自分は、『2代目ミスター・ポーゴ』としてリングで大暴れして、ポーゴさんの無念を晴らしたいし、大仁田さんとまたやりたいというポーゴさんの夢をかなえたい。そのために大仁田さんと敵対するのは仕方ないと覚悟している」と、ポーゴさんと大仁田との死闘の歴史を継ぐ覚悟を示した。

 一方、大仁田は5月10日に都内で会見を開き、「2017年10月31日、後楽園ホールで引退します」と7回目の引退を宣言しており、保坂の2代目宣言にどう反応するか、目が離せない。