WWEの「ロックスター」中邑真輔(37)が、まさかの反則勝ちで遺恨決着できなかった。

 挑発、襲撃の因縁が続いていた6月の「マネー・イン・ザ・バンク」覇者バロン・コービンとPPV大会のシングルマッチで激突。序盤にエルボーとローキックを浴びせると、ベアハッグを抜け出して三角絞めに入るなどテクニカルに攻め立てた。パワー技に苦しめられながらも、後ろ回し蹴り、コーナーに乗せてのヒザ蹴りとテンポ良く攻撃を展開した。

 キンシャサ(ボマイェ)を狙ったところに、カウンターのディープ・シックスを浴びる劣勢もあったが、バックスタバー、かかと落としの連続技で反撃。再びキンシャサを決めるチャンスを待った。ところが倒れたコービンがまったく起き上がらない。中邑が背後から起こすと、レフェリーの目の前で股間を蹴り上げられた。そのまま失格判定が下り、中邑の反則勝ちに。試合終了後にはコービンの必殺のエンド・オブ・デイズを食らってしまい、中邑にとって最後まで消化不良な結末となった。