アントニオ猪木(74)が24日、東京・後楽園ホールで「カール・ゴッチ没後10周年、モハメド・アリ没後1周年大会 INOKI 『ISM』」を開催した。

 大会終了後、猪木は自身が創始したイノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)から、夫人に対して不当利得返済請求の訴訟を起こされた件について、取材陣から直撃を受けた。エレベーター付近まで追いかけてきた記者に対し、猪木は「好きに書いてくれ」などと言い、軽く2回、会釈して会場を後にした。

 IGFは、猪木のマネジメントを担当した夫人に対して、14年4月~16年2月までに請求された、IGFの業務に関係ないという接待交際費やマッサージ代など約4250万円の返還を求めて提訴。6月27日に東京地裁で第1回の審理が行われている。また猪木の政治資金規正法違反の疑いも指摘している。

 そんな中、6月29日には、IGFに所属していた鈴川真一(33)が同団体を退団し、一連の騒動について土下座して猪木氏にわびた。