WBO世界フライ級タイトルマッチの前日計量が27日に上海市内で行われた。

 世界初挑戦の同級6位木村翔(28=青木)は50・5キロ、同級王者鄒市明(36=中国)は50・7キロと、ともに1回で50・8キロのリミット以下でパスした。

 木村は「体調はとてもいい。あとは試合で全力を尽くし、世界タイトルを持ち帰る」とコメント。鄒は五輪ライトフライ級で、08年北京、12年ロンドンと2大会連続金メダルを獲得してプロ入り。「4回までにKOする」と宣言している。昨年11月にWBOアジアパシフィック王座獲得でチャンスを得た木村は、タイで2週間スパーリング合宿して備えてきた。無名の男が中国のヒーローから金星で海外奪取を狙う。