WWEクルーザー級王者の元ドラゴンゲート戸沢陽(あきら、32)が7日で王座から陥落した。

 6月から所属する「タイタス・ワールドワイド」のボス、タイタス・オニールを伴い、前王者ネヴィル(30)の挑戦を受けたが、主導権を握りかけた後に必殺技を阻止され、ダメージを受けてフォールを奪われた。

 スタミナーモンスターと呼ばれる戸沢はセントーン、トぺ・スイシーダ、シャイニングウィザードと攻撃の手を緩めず、ネヴィルと互角の攻防を展開した。トップロープに上がり、必殺のダイビング・セントーンを繰り出すと、これが裏目に出た。ネヴィルにヒザで迎撃されて形勢逆転。コーナートップからこん身のレッド・アローを決められて3カウントを奪われた。

 ロウを主戦場とする戸沢は14日(日本時間15日)の米マサチューセッツ州大会でネヴィルから王座奪取に成功。16年創設の現ベルトを日本人で初めて獲得し「オレはサマースラムでもこのベルトを絶対に守ります」と意欲をみせていたものの「7日天下」となってしまった。