スマックダウンの「ロックスター」中邑真輔(37)が日本人初のWWEヘビー級王座獲得を逃した。

 真夏の大舞台で「インドの怪人」と呼ばれる同級王者ジンダー・マハル(31)に挑戦したが、王者の配下にあるシン・ブラザーズの介入でスキを突かれ、マハルの得意技を浴びて惜敗した。

 開始序盤、中邑はフロントキック、後ろ回し蹴りと蹴り技で攻撃し、得意のけいれん式ストンピングでペースを握った。しかしシン・ブラザーズに気を取られ、マハルのストンピング連打からのエルボー、チンロックと連続で反撃を受けた。その猛攻を耐え抜きながら、ライダーキックを浴びせた。パワーで押されて持ち上げられると三角絞めで応戦するなど、互角の展開が続いた。

 コーナーに突っ込んで自爆したマハルを確認すると、中邑は後頭部にヒザ蹴りをヒットさせた。直後にキンサシャ(ボマイェ)を狙ったが、再びシン・ブラザーズの介入を受けた。何とか排除した後、スキをマハルに突かれて背後から捕獲されると必殺技のカラス(コブラクラッチスラム)を食らってフォール負けを喫した。乱入による決着で、遺恨を残す形となった。