初代ウエルター級王座決定トーナメントは久保優太(29)が優勝した。

 久保が男泣きした。1回戦で元同門の弟分、木村に3-0判定勝ちし、準決勝は現Krush67キロ王者の塚越にローキック連発で1回KO勝ちした。決勝は2連続KOで勝ち上がった40歳のモハン・ドラゴン(ネパール)と対戦。左右のフックを振り回す相手に対し、久保は的確に左ミドルキックなどを決めた。3回に2度のダウンを奪って、大差の3-0判定勝ち。リング上で木村と抱き合うと、ほほ笑みスナイパーの愛称が吹き飛ぶほど大泣き。「久保優太は終わったと言われていたが、チャンピオンになれた」と声を詰まらせた。