総合格闘技の旧PRIDEライト級王者で、現UFCファイターの五味隆典(38=東林間ラスカル)が20日、都内のホテルで報道陣に対応する「UFCアルティメット・メディア・デー」に臨んだ。23日のUFCファイトナイト・ジャパン(さいたまスーパーアリーナ)では、キム・ドンヒョン(28=韓国)とライト級5分3回で対戦する。

 現在UFCで4連敗中の五味は「これが(UFCとの)契約上最後の試合になるので、日本大会の出場はありたがい。最後良ければすべて良しとなるように。最後という気持ちがないといい試合できないんでね」と“ラストUFC”の決意で臨む姿勢を示した。試合前日の22日には39歳になる。「この年齢になってやれるんだから幸せですよ。いい試合したいです」と目の前の試合に集中している。

 7月から自ら運営するジムを東京・杉並区から神奈川・相模原市に移した。出身地に近いこともあり「サポートしてくれる人も集まりやすくなって心強いです」と練習環境の変化も気持ちを高揚させている様子。 また18日(日本時間19日)に米ラスベガスで行われたプロボクシングのミドル級3団体統一戦(ゴロフキン-アルバレス戦)にも触発されたそうで「ファイター同士のいい試合だった。気合と根性で自分らしい試合を見せたいと思う」。ホーム舞台で、連敗を脱出する決意を示した。