プロレスラー大仁田厚(59)が24日、引退3日後の11月3日に電流爆破マッチで復帰か? と一部で報じられた件を完全否定した。

 そして「俺にはファンとの約束がある! それは、なんと言われようと曲げられない」と、10月31日に後楽園ホールで行われる「さよなら大仁田、さよなら電流爆破 大仁田厚ファイナルツアー」で引退することを、あらためて明言した。

 23日に一部で、超花火プロレスの工藤めぐみエクスプロージョンプリンセス(EP=48)が、大仁田引退3日後の11月3日に、電流爆破マッチの“聖地”神奈川・川崎球場跡地に近い「カルッツかわさき」に電流爆破マッチの舞台を用意し、参戦オファーすると報じていた。

 大仁田はこの日、名古屋国際会議場で行われた「ZERO1超花火 -名古屋大炎上-2017」に出場し、愛弟子の田中将斗との爆破王選手権試合 シングルマッチ時間無制限一本勝負に15分10秒、片エビ固めで敗れた。試合後、ZERO1のオッキー沖田リングアナから、工藤めぐみの直訴状を手渡されると、神妙な面持ちで受け取った。ゆっくりと読んだ後、参戦しない意向を重ねて強調した。

 大仁田 超花火でやろうが、どこでやろうが、俺が考えた電流爆破を盗むのはその人の勝手。それをどう表現しようが、その人の勝手。だけどな、俺の電流爆破は今日と同じ場所、名古屋国際会議場で10月29日に封印する。工藤選手の気持ちはうれしい。だけど、俺にはファンとの約束がある! それは、なんと言われようと曲げられない! 詐欺師だうそつきだと人は言う。だけどな、10月9日のお台場ノーロープ有刺鉄線4面電流爆破、そして10月29日名古屋で電流爆破はおしまい。10月31日後楽園ホールで、俺は四十数年のプロレスラー人生にさよならする! 10月31日が最後だ!!

 大仁田は、10月29日に名古屋国際会議場で開催する「大仁田厚 最後の電流爆破 ONITA FINAL」で電流爆破を封印することも、あらためて明言。工藤めぐみからの参戦オファーに感謝しつつも、断ったことで、大仁田の11月3日の川崎電流爆破での復帰は完全消滅。10・31後楽園ホールでの引退まで、残り9試合となった引退ロードを、最後まで爆走する決意だ。