親子で3人目の王者を目指す内藤未来(25=E&Jカシアス)が、デビュー5連勝で決勝進出した。公務員で1敗2分けと未勝利の小堺健一郎(36=木更津グリーン)を倒せなかったが、3者ともフルマークの3-0の判定勝ちを収めた。

 頭からくる相手にてこずったが、左ストレートを中心に有効打を決めた。「ボクより低い相手は初めて。難しかった」と反省しきりで悔しがった。父純一会長は東洋ミドル級、兄律樹は日本スーパーフェザー級の元王者。兄は「相手に合わせている。よかったのはワンツーが1度。10点」と辛口にも、本人は「0点」の採点に「本人が分かって反省しているならいい」と笑み。11月3日の決勝は、閉鎖したヨネクラジムから移籍した有岡(三迫)が相手となる。「映像は見たことある。強い。今のままでは勝てない。3段階ぐらいアップさせたい。賞を狙っていき、MVPをとりたい」。プロで最初の関門にも意欲を見せた。