RIZINが12月29日と31日にさいたまスーパーアリーナで開催するバンタム級トーナメントの公開抽選会が16日、都内のホテルで行われた。

 7月と前日15日の福岡大会で行われた1回戦を勝ち進んだ8選手が参加。12月29日に準々決勝4試合が行われ、同31日に準決勝、決勝が行われ初代チャンピオンが決定する。

 29日のトーナメント第1試合は、1番のクジを引いたイアン・マッコール(33=米国)が、第1試合のAを選び、1回戦で山本アーセンを一撃で沈めたマネル・ケイプ(23=アンゴラ)がBを選び対戦が決定。

 第2試合は元UFCで優勝候補NO・1の堀口恭司(27)対ワイルドカード(のちに発表)。第3試合はカリッド・タハ(25=ドイツ)対大塚隆史(31)、第4試合はケビン・ペッシ(27=フランス)対石渡伸太郎(32)となった。

 イアン・マッコールはRIZINが用意したワイルドカードの1人で、元UFCの実力者。第1試合に登場するマッコールとケイプはさっそく壇上で、もみ合い一触即発のムード。マッコールは「対戦相手のよく分からないバカみたいなやつは、とにかく黙れ」とコメント。ケイプは「こいつはびびってる。さっきからずっと震えている。1回戦の山本は1分で終わらせるといって、その通りにした。こいつは3分だ。1回3分で倒してやる。簡単な金儲けだ」と豪語した。

 ただ1人対戦相手が未定となった堀口は「まだ相手が分からないけど、どんな相手になろうがいつも通りしっかり練習してしっかり優勝できるよう頑張ります」とコメント。第3試合のタハは「ベルトを持って帰りたい。私は有言実行するだけ」と話した。対する大塚は「対戦相手が決まって気持ちが高ぶっている。29日は盛り上げる試合をしたい」と話した。

 第4試合に登場するペッシは「29日に向けてこれからしっかり準備する」。対する石渡は「レベルの高いトーナメントだが、きちんと勝って、決勝で堀口と戦いたい」と話した。

 抽選は、まずそれぞれが順番を決めるクジを引き、1番を引いた選手から自分が入りたいカードに入っていく方式。第2試合のCを選んだ堀口は「決勝で日本人対勝つをしたいから」と話した。